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八田亨
Toru Hatta/大阪

大阪は堺に工房を持ち、赤土に白い化粧土を掛ける「白掛け」と呼ばれるうつわを熱心に作っています。穴窯とガス窯を使い、焼き上がりに納得するまで何度も窯入れを繰り返すなど、しっかりとした焼成にこだわって作陶されています。
丹念にひとつひとつ文様を施す三島は手間がかかるうつわに近年取り組み、多くのファンを得ています。

ザクロ

穴窯で焼成した皿には自然の灰が被り、豊かな表情を作り出しています。力強く素朴な皿はどんな食材も受け止める懐の深さがあり、食材を瑞々しく鮮やかに映します。はっとする美しさにあふれ、うつわを使う喜びを教えてくれているようです。

三島手6寸皿/八田亨 Toru Hatta