
かたちも美しく化粧かけしたニュアンスのある板皿は料理をキャンバスのように盛り付ける楽しみがあります。研ぎ澄まされた感性の手から生まれた村上躍さんのスクエアな皿は、品格のある一枚。素材を慈しむような丁寧な盛り付け方をしてみたくなります。いつもよりゆったりと、家族や友人との食事を楽しんでみる。そんな時間を愛しく感じさせてくれる一枚。輪切りにしたサーモンのレモングリルを盛り付けました。サーモンのかたちと器の四角のかたち。いんげんを境にレモンをアシンメトリーに盛り付け、絵画のように仕上げました。
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テラコッタの壺でじっくり煮込むプロヴァンス料理のドーブ。同じく土っぽい器に盛ると重たくなりすぎるので、適度に優しい光沢のある器に盛り付けました。吉田直嗣さんの白磁は無駄のない美しいかたちと洗練されたスタイルのある器。料理をよりセンスよく仕上げてくれます。煮込み料理を盛り付けるのは平たいお皿より包み込むような包容力のある器に。添えているジャガイモのオリーブオイルピューレもともに食べやすくなります。適度な高さのあるリム皿はサラダやパスタなど、料理を選ばず美しく盛り付けられるので日常使いの器として定番に持っていたい一枚です。
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