多彩な形と味わい イタリア・チョッコラート図鑑

チョッコラートづくりが盛んなピエモンテ州の『アンティカ・ドゥルチネア』がつくる、伝統をブラッシュアップした新たなイタリア菓子「キッケ」。サクサクのメレンゲととろっとしたクリームをダークチョコでコーティングした、3層構造になっています。

美食の情熱を意味する屋号『パッシオーニ・ゴローゼ』がつくる、フィリングをチョコレートで包んだ2層構造の「クネージ」。ラムをたっぷりと利かせたイタリアの伝統を感じさせる味わいに加えて、ブロンドチョコをまとったエスプレッソなど、個性が光るノンアルコールのフレーバーもそろいます。

シチリア島のピスタチオを贅沢に使ったジャンドゥイオットが「ピスタッキオット」。地中海の陽射しをいっぱいに浴びたピスタチオは、今年が2年に一度の新物の年にあたり、その味わいは格別。ピエモンテの仮面劇に登場する男の子が被る三角帽が、その形の由来になっています。

ひと口サイズで、中にクリームなどのフィリングが入ったチョコレートを指す「プラリネ」。元々、焙煎したナッツをキャラメリゼした「プラリネ」がフィリングとしてつくられたことから、その名前がついたとされています。

ぶどうの搾りかすでつくるお酒、グラッパにつけたチェリーを丸ごと包んだ「ボエロ」。チェリーでつくるものがクラシックですが、近年はぶどうやレモンなどさまざまなフルーツでもつくられます。割れたときに中からリキュールが溢れだす、ジューシーで大人な味わい。

ヘーゼルナッツペーストをチョコレートではさんだ、3層構造のキューブ型。戦時中にチョコレートが手に入らなかった際に、ヘーゼルナッツペーストを代用してつくったことがはじまりといわれています。クリーミーに仕立てた、なめらかな食感をたのしんで。

なめらかなガナッシュにココアパウダーをコーティングした、口どけのよさが特長の「トリュフ」。きのこのトリュフに似ていることがその名の由来で、まわりのチョコレートパウダーはトリュフを掘り出した際の土をイメージしたものとされています。

イタリア語で、小さく狭い金塊を意味する「インゴット」が名前の由来になっている「リンゴッティーニ」。金塊の形をしたチョコレートバーは、ピスタチオ・ヘーゼルナッツ・コーヒーの３つの味わいがミックス。それぞれダークチョコ・ミルクチョコの組みあわせ。