つくるたのしみ
食卓に春を呼ぶ、ちらし寿司
桃の節句に、卒業、入学のお祝い。春の訪れをたのしむ、お花見。華やかな行事が増えるこの季節に、旬の食材をふんだんに使ったちらし寿司で、家族や親しい人たちと食卓を囲みませんか。
ちらし寿司は、その名の通り、様々な具材を「ちらす」ことから名付けられたとされています。その起源は、平安時代に食べられていた「なれずし」。これは、魚をごはんに漬けて発酵させたもので、酸味は発酵によるもの。かつては保存食として親しまれ、冬に漬けると3月のひな祭りのあたりで食べ頃を迎えることから、この時期によく食べられていました。室町時代に入ると酢が出回りはじめ、酢で寿司をつくるようになり、少しずつ具材もバリエーション豊かで華やかに。現在では、地域や季節で、様々なちらし寿司がたのしまれています。
酢飯とあわせるだけの簡単“具だくさん”ちらし寿司
ここでは、酢飯とあわせるだけで約3人前のちらし寿司ができるDEAN & DELUCA(ディーン & デルーカ)の和食材を使い、旬の食材と組み合わせたおすすめの盛り付けをご紹介。また、それぞれのレシピをより一層おいしくしてくれる、相性のよいすし酢もお届けします。
桃の節句に、卒業、入学のお祝い。春の訪れをたのしむ、お花見。華やかな行事が増えるこの季節に、旬の食材をふんだんに使ったちらし寿司で、家族や親しい人たちと食卓を囲みませんか。
竹の子の食感と香り、芳ばしくやわらかい焼き穴子を贅沢に
シャキシャキとした竹の子のよい食感と香り、芳ばしくやわらかい焼き穴子が、すし飯によく合います。花型にカットしたレンコン、菜の花、ふんわりちらした錦糸卵が相まって、春らしくおめでたい一皿に。
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材料(2人分)
- ★ちらし寿司の具 竹の子と焼き穴子1袋
- 米2合
- すし酢50cc
- レンコン(下茹でして輪切りにし、花形に)60g
- 菜の花(下茹でして食べやすくカット)1/2束
- 錦糸卵卵2個分
- 木の芽適量
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つくり方
- 米2合を炊き、熱いうちに寿司酢をあわせ、しゃもじで切るように混ぜ合わせる。
- 1に★ちらし寿司の具を加え、軽く混ぜる。
- 錦糸卵、レンコン、菜の花を彩りよく並べ、お好みで木の芽をのせる。
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- DEAN & DELUCA /
ちらし寿司の具 竹の子と焼き穴子 -
出汁の風味に、竹の子の食感と香り、芳ばしくやわらかい焼き穴子が、すし飯によく合います。
- DEAN & DELUCA /
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- 河野酢味噌製造工場/
赤酢すし酢 -
赤酢ならではの深い味わいと、まろやかな酸味が、素材のおいしさを一層引き立てます。コクのある深い味わいに仕上がるのが特徴。
- 河野酢味噌製造工場/
旨みたっぷりの桜海老に
針生姜のアクセント
桜海老の風味に、針生姜のアクセント。昆布出汁がしみ込んだかんぴょうも旨みに広がりを加えてくれます。うるいやこごみなど、形がユニークな春の山菜をのせると、お皿の中に動きが出て軽やかに。
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材料(2人分)
- ★ちらし寿司の具 桜海老とはりしょうが1袋
- 米2合
- すし酢50cc
- うるい(食べやすくほぐす)3本分
- こごみ(下茹でする)5本
- 絹さや(下茹でして細切り)1/2パック
- せり1/4束
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つくり方
- 米2合を炊き、熱いうちに寿司酢をあわせ、しゃもじで切るように混ぜ合わせる。
- 1に★ちらし寿司の具を加え、軽く混ぜる。
- こごみ、絹さやを彩りよく並べ、うるいとせりをふんわりとのせる。
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- DEAN & DELUCA /
ちらし寿司の具 桜海老とはりしょうが -
桜海老のまろやかな旨味に、針生姜がのアクセント。
- DEAN & DELUCA /
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- 坂元醸造/
黒酢すし酢 -
鹿児島の黒酢に、粗塩、昆布出汁をバランスよく合わせています。すし飯はもちろん、サラダやマリネにも活用できます。
- 坂元醸造/
ちらし寿司と一緒に。春を告げる3つの副菜
春の野菜といえば、爽やかな香りと独特の苦みが特徴です。特に、苦みが冬の間に体へため込んだものをリセットしてくれるといわれています。そんな季節の野菜と、春を告げるさっぱりとした魚介を使った、ちらし寿司とともにたのしみたいレシピです。
カブとミョウガの梅くろず浅漬け
シャキシャキとした竹の子のよい食感と香り、芳ばしくやわらかい焼き穴子が、すし飯によく合います。花型にカットしたレンコン、菜の花、ふんわりちらした錦糸卵が相まって、春らしくおめでたい一皿に。
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材料(2人分)
- ★ちらし寿司の具 竹の子と焼き穴子1袋
- 米2合
- すし酢50cc
- レンコン
(下茹でして輪切りにし、花形に)60g - 菜の花
(下茹でして食べやすくカット)1/2束 - 錦糸卵卵2個分
- 木の芽適量
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つくり方
- 米2合を炊き、熱いうちに寿司酢をあわせ、しゃもじで切るように混ぜ合わせる。
- 1に★ちらし寿司の具を加え、軽く混ぜる。
- 錦糸卵、レンコン、菜の花を彩りよく並べ、お好みで木の芽をのせる。
真鯛の煎り酒和え
昆布で締めた真鯛に、煎り酒をひとふり。昆布の旨みに煎り酒のほどよい酸味と出汁が香る、春の前菜です。
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材料(2人分)
- 鯛(切身)70~80g
- 昆布3~4枚
- 日本酒適量
- ★煎り酒5cc
- 小菊適量
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つくり方
- 昆布を日本酒で湿らせる。
- 鯛の切身を昆布でしっかりはさみ、2~3時間置く。
- 2に煎り酒を振り、軽くあえる。
- お皿に盛り付け、小菊を散らす。
子持ちガレイの煮つけ
旬のカレイを、ふっくら煮つけに。良質なサトウキビからつくられる生砂糖の上品な甘さと照りが、食欲をそそります。
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材料(2人分)
- カレイ2切れ
- 生姜(薄切り)5g
- ★生砂糖、酒、みりん大さじ2
- 醤油大さじ3
- 水150cc
- シシトウ(焼く)適量
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つくり方
- 鍋に、生砂糖、酒、みりん、醤油、水、生姜を入れ、軽く沸騰させる。
- 1に、カレイを入れ、落とし蓋をして、ときどき煮汁をかけながら10~15分中火で煮る。
- 出来上がりの5分前に、シシトウを加えて煮る。