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南三陸の海の恵み「炊き込みごはんの素」のつくり手を訪ねて

2024.03.11
  • 『三陸炊き込みご飯の素』のつくり手を訪ねて01
  • 『三陸炊き込みご飯の素』のつくり手を訪ねて02

「やわらか、ふっくら」やさしい味わい。ごろごろっ、と大きな具がたくさん入っていて、しっかりと魚介を食べた満足感も味わえる。DEAN & DELUCA で豊富に取り揃える、全国から厳選した和食材の数々。その中で一番人気なのが、宮城県南三陸町・丸荒及川の『三陸炊き込みご飯の素』シリーズです。

さば、かき、帆立、銀鮭。南三陸の海で旬の時期にとれた素材をそのまま生かし、ご飯と一緒に入れて炊くだけで、具沢山な炊き込みご飯のできあがり。素材のやさしい味がふんだんに活きるそのおいしさの秘密を探しに、つくり手の「丸荒及川」さんを訪ねました。

森・川・海が繋がりあう 美しく恵まれた自然の中で

宮城県南三陸町

今回お伺いした丸荒及川さんがあるのは、世界三大漁場・三陸沖に面する、宮城県南三陸町。そこは、空気がきれいで、山の緑が濃く、青く澄んだ地平線がどこまでもつづく美しい町でした。

「森は海の恋人」。豊かな森は豊かな海をつくり、豊かな海の幸を育むのだそうです。寒流と暖流が混ざりあう志津川湾に三方をぐるりと森に囲まれた南三陸町は、その言葉をそのまま表すかのように、山林に降った雨が湾に注ぎ、ミネラルや栄養分を含んだ水が森・川・海を通して清らかに循環しています。

この環境が高く評価されて、2018年、南三陸町はラムサール条約に登録されました。


南三陸の港から 地のものを生かす

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漁師の前身を汲む「丸荒及川」は、昭和49年に創業。以来、地元の素材を生かした商品づくりを一貫して行っています。東日本大震災の大津波で複数の工場を失いましたが、そこから復旧し再スタートしました。

本社があるのは、市場や漁港を間近に臨む、旬の素材を直に確かめられる絶好の立地。眼前で水揚げされた素材を新鮮なままに、宮城・南三陸の良さを伝える商品づくりに取り組んでいます。

現地で温かく迎えてくださったのは、代表の及川吉則さん。優しく穏やかな笑顔が印象的です。及川さんが大切にするのは、地元の企業や漁師さんとのつながり。三陸の漁業を一緒に盛り上げ、地域の復興や賑わいづくりに繋がる、南三陸の魅力やストーリーをのせた商品づくりをしたいと話します。


炊き込みご飯の素のおいしさのモト 志津川湾の漁、豊かな恵み

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帆立、かき、さば、銀鮭。『三陸炊き込みご飯の素』は、どれも南三陸産。取材の道中、丸荒及川さんとお付き合いのある、南三陸町歌津で帆立やかき・ワカメ漁などを営む漁師さん「金毘羅丸」の船に乗せていただきました。

澄んだ青と深い緑が混ざりあうような、秋の気配漂う歌津の海。船の上で感じる南三陸の潮風は磯臭さがまるでなく、海の香りはさわやかに透きとおっていました。金毘羅丸の船長・高橋直哉さんが教えてくれたのが、冬は、海の透明度がさらに増すのだとか。

沖に出ると、海から揚げたばかりの帆立をその場で試食させてくれました。ぷりぷりとした弾力のある帆立の身は、臭みがなく、甘みたっぷり。まるでミネラル豊富な南三陸の海そのものを味わっているかのような、豊かな海の恵みをそのままに味わうことができました。

(取材協力|南三陸 金比羅丸・代表 高橋直哉さん)


職人の丁寧な手仕事と先端の技術が活きる

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南三陸の豊かな海で水揚げされた旬の素材。それから、マルアラ・ラボと呼ばれる国内屈指の設備を備えた本社工場で製品化され、おいしい『炊き込みご飯の素』へと生まれ変わります。

「旬の食材を、次世代技術により-38℃急速凍結することで、細胞をこわさず鮮度やおいしさを無添加でパックすることができます」と自信をもって語るのは、工場を案内して下さった営業の及川才毅さん。その後に丸荒及川の独自技術・製法が加わることにより、さばや銀鮭は骨までふっくら、おいしく食べられるように仕上がるそうです。

その一方で、帆立の殻剥きなど人の手が入ることでよりきれいに仕上がる作業は、一つ一つ職人の丁寧な手仕事で行われていました。炊き込みご飯の素は、先端技術と職人の手仕事が合わさりうまれる味わいだったのです。


地域への熱い想いを 商品づくりに落としこんで

南三陸町・丸荒及川

工場を見学させていただいた後、改めてお話をお伺いした代表の及川吉則さん。お話の中で印象的だったのは、好奇心旺盛で、研究熱心な及川さんの姿でした。

恵まれた自然環境や豊かな地元素材だけに頼るのではなく、どうしたら地の食材の良さを伝えられるか、南三陸の魅力を伝えられるか。地域の未来を常に考え、地域の豊かな環境を大切にしようとする想いが端々にあふれていました。

安心でおいしい商品を開発することで、地元の食材をおいしく、全国の消費者に届ける。そのために地域の豊かな環境を大切にしたり、最新の設備投資への労を惜しまないなどの姿勢こそが、おいしく安心して食べられる商品がうまれる裏側なのだと感じました。

調味料・添加物不使用 素材の味が引き立つ炊き込みご飯

  • 調味料・添加物不使用 素材の味が引き立つ炊き込みご飯
  • 調味料・添加物不使用 素材の味が引き立つ炊き込みご飯
  • 調味料・添加物不使用 素材の味が引き立つ炊き込みご飯

やわらかふっくら、やさしい味わい。ごろごろと大きな具がたくさん入っていて、魚介のおいしさを存分に味わえる『三陸炊き込みご飯の素』シリーズ。

一番おいしい旬の時期に水揚げした素材をふんだんに使い、調味料・添加物不使用で、素材の味を生かしたシンプルな味付けは、子どもからお年寄りまで安心して食べられる味わいです。

絶妙な火入れにこだわり、炊き込んでも、素材の形が美しく残るところも魅力。銀鮭やさばは、骨までやわらかく、おいしくお召し上がりいただけます。南三陸の豊かで澄んだ海の恵みを、秋の新米とともにぜひご家庭でおたのしみください。

  • パッケージに隠された「南三陸愛」
  • パッケージに隠された「南三陸愛」

    『三陸炊き込みご飯の素』のパッケージ内側は、南三陸町の豊かな食材の産地が描かれたマップになっています。これは、南三陸町観光協会会長の顔も持つ、代表・及川さんならではのアイディア。こんなところにも地域の魅力を伝える想いが詰まっています。炊き込みご飯をおいしく召し上がった後は、マップを手に、おいしい食材の宝庫・南三陸町を訪ねてみてはいかがですか

株式会社丸荒(宮城県・南三陸町)代表 及川吉則さん
及川吉則|
株式会社丸荒(宮城県・南三陸町)
からだにやさしく、おいしいを食卓に。自然と共生しながら「安心できる食」「健康のための食」「心が和む思いやりのある食」をお届けする南三陸町の水産加工会社。地元・宮城県産の原料を中心に全体の70%以上を取り扱い、前浜から揚がる旬の鮮度良い素材を生かして、こだわりを持った商品を製造、宮城県産ブランドを前面に出し、地元に根ざした事業展開を行っています。