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おいしい牛乳は土づくりから『十勝しんむら牧場』

2020.10.15
ARTISAN -十勝しんむら牧場

素朴で、まろやかで、クリーミーな ミルクジャムのつくり手

原料は、搾りたてのおいしい牛乳と、グラニュー糖のみ。とてもシンプでありながら、ひと匙で飲み物やスイーツをやさしい味に変えると評判のミルクジャムがあります。それは「滋味あふれる、牛乳の本当のおいしさを知ってもらいたい」という『十勝しんむら牧場』のミルクジャムです。

「このひと匙を紅茶に落せばロイヤルミルクティー、ホットミルクに入れればキャラメルミルク、コーヒーは絶品のミルクコーヒーになりますよ」。ひとたびミルクジャムの話になると、愛情たっぷりの提案が止まらなくなる新村浩隆さん。彼は今から13年前「農業を魅力ある仕事にしよう」と、先代から継いだ十勝しんむら牧場の徹底改革に乗り出しました。

まずは、当時牛舎で飼育していた牛を“100%放牧”に切り替えようと決心。自ら酪農先進国ニュージーランドまで足を運びました。専門家たちからの直接指導のもと「おいしい牛乳は土づくりから」という考えに行き着いた彼は、健康な牧草づくりのための土壌改良に奔走します。

「土は5〜10年でひとサイクル。求めていた土をつくるのに、気付けば7〜8年はかかっていました」。 雪の降る日を含めての完全放牧。ストレスが少ない環境で、良質な土が育んだおいしい草を食べて育つ牛たちの牛乳の風味は、格別です。

「夏は爽やかな飲み口で、冬はまろやかでクリーミー。自然の中で生まれた牛乳は一年中同じ味ではありません。でも、僕らはあえて、自然のあるがままの味を商品化しているんです」。おいしい牛乳づくりにひとかたならぬ想いを傾ける新村さんが「滋味あふれる、牛乳の本当のおいしさをいろんな形で知ってもらいたい」と商品化したのが、このミルクジャムです。

「とにかくシンプルであることが大前提」という言葉の通り、原料は、自らの牧場の搾りたて牛乳と、十勝産のグラニュー糖のみに絞り込みました。だから、1ℓの牛乳からつくれるミルクジャムは、たったの3個。一つひとつ、乳搾りから瓶の充填に至るまで、完全なる手作業です。

蓋を開けると、ほんのり黄味がかった、やさしいミルク色のジャムが顔をのぞかせます。北海道十勝の大地と、太陽の恵みがたっぷりつまった素朴な風味は、濃厚でありながらバターより脂肪分が低めという点も、人気の秘密。

どんなシーンでも、たちまち笑顔をもたらしてくれる。今日もそのひと匙が、やさしい至福の時間を届けてくれます

新村浩隆|HIRATAKA SHINMURA
新村浩隆|HIRATAKA SHINMURA
『十勝しんむら牧場』4代目。環境コストを意識し、持続可能な酪農を目指す。「未来に受け継がれるいのちのために、誰もが安心して口にできる牛乳や乳製品をつくりたい」という願いのもと、いい土をつくり、いい牛を育て続ける。

素朴でまろやか、クリーミーなミルクジャム


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