ニコラ・ポテルNICOLAS POTEL
ブルゴーニュの畑を知る醸造家であり、多くの栽培家とともに歩んだネゴシアンでもあったニコラ・ポテル。ドメーヌ・ド・ベレーヌでは自らブドウを育て、メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌでは栽培家とともにワインをつくりました。ふたつの仕事を通じて、ブルゴーニュの土地の個性と収穫年ごとの表情をワインに映し出しました。
THE BEGINNINGラ・プス・ドールから

- ニコラ・ポテル。
ニコラが育ったのは、ヴォルネイのドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール。父ジェラール・ポテルは、このドメーヌの名声を築いた醸造家でした。 ブルゴーニュの生産者のもとで学び、オーストラリアやカリフォルニアでも経験を積んだニコラは、1992年に帰郷。父とともに畑に立ち、有機栽培にも取り組みました。 その後、一家はドメーヌを離れ、ニコラは自身の名を冠したネゴシアン、メゾン・ニコラ・ポテルを立ち上げました。栽培から醸造までを知る経験が、ブドウを見極める確かな目を養いました。
DOMAINE DE BELLENE自らの畑からつくる

- 白ワインの醸造に用いる、垂直式の圧搾機。
2005年、ニコラはボーヌで畑を取得し、のちのドメーヌ・ド・ベレーヌとなる取り組みを始めました。「ベレーヌ」は、ボーヌの古い呼び名です。栽培から瓶詰めまでを自ら担い、畑での判断がワインにどう表れるかを確かめていきました。 有機栽培を実践し、一部の畑では馬による耕作も採用しました。収穫したブドウは小さな箱で運び、果実がつぶれないよう丁寧に扱いました。 セラーでは自然の酵母で発酵させ、人の手による調整は最小限に。白ワインには、房ごとゆっくりと搾る垂直式の圧搾機を用いました。畑で育った果実の持ち味を、ワインに生かすことを大切にしました。
MAISON ROCHE DE BELLENE栽培家とともにつくる
ニコラは2008年にメゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌを立ち上げました。 長く付き合いのあった栽培家やドメーヌとの関係を引き継ぎ、ブドウやワインを買い付けました。収量や栽培方法に目を配り、畑の管理にも助言しました。栽培を知るニコラの経験は、買い付ける立場でも生かされていました。 ジュヴレ・シャンベルタンやムルソーといった銘醸地から地域名ワインまで、幅広く手がけたのもこのメゾンです。
OLD VINES古木の個性を次の世代へ

- ブドウの畝が連なる、ブルゴーニュの畑。
ドメーヌでもネゴシアンでも、ニコラは古木の残る畑を大切にしました。ドメーヌには、1904年に植えられたボーヌ一級畑「レ・グレーヴ」の区画もありました。 ニコラは古木の中から優れた樹を選び、その穂木を畑の植え替えに用いました。古木を守るとともに、その個性を次の世代の畑へ受け渡すことも大切にしました。
THE WINESブルゴーニュの個性を伝える

- ドメーヌ・ド・ベレーヌのセラーで、樽熟成を重ねるワイン。
畑ごとの違いを知り、その年のブドウを見極め、持ち味をワインに映し出す。ニコラ・ポテルが手がけた多彩なワインは、ブルゴーニュの土地の個性と、収穫年ごとの表情を伝えています。









