マルゲMARGUET
果実の豊かさと、熟成が育む奥行きを味わう
豊かな果実味と、生き生きとした酸。樽と瓶で熟成を重ね、
香りと味わいに奥行きを育むマルゲのシャンパーニュ。
拠点は、シャンパーニュ地方の特級村アンボネ。5代目当主ブノワ・マルゲはビオディナミを実践し、
村や区画ごとにブドウを仕込むことで、それぞれの土地の個性を引き出しています。
村ごとの個性を表すキュヴェ、ひとつの畑のシャルドネからつくる「ル・パルク」、
長い熟成を経て仕上げる「サピエンス」など、多彩なシャンパーニュを手がけています。
BENOÎT MARGUET自然と対話するワインづくり

- 秋のブドウ畑に立つ5代目当主ブノワ・マルゲ氏。
ブノワ・マルゲは、アヴィズやランスで学び、シャンパーニュ地方や北米で栽培と醸造の経験を重ねました。フランス各地で有機栽培やビオディナミを学ぶなかで、自身が大切にしてきた自然との関わり方を、ワインづくりにも取り入れてきました。 土や植物、動物、人を、それぞれにつながりのある存在として捉えるブノワ。収穫を前にしたブドウには、これからワインになるまでの道のりを語りかけるといいます。自然を敬うその姿勢は、畑の手入れやセラーでの作業にも表れています。
IN THE VINEYARD馬と植物の力を生かす畑仕事

- ブドウの畝の間を進む馬。マルゲの畑では、馬による耕作を取り入れています。
マルゲの自社畑は、アンボネと近隣のブージィに広がっています。ビオディナミを実践する畑では、2010年から馬による耕作を続けています。 畑の手入れには、ハーブの浸出液や煎じ液、エッセンシャルオイルも使います。植物の採取から調合、畑への散布まで、チーム全員が参加。畑に使う植物由来の資材を自分たちで準備することも、日々の仕事の一部です。
IN THE CELLARワインを生きた存在として見つめる

- 大樽が並ぶセラーの一角。樽の間には像が置かれています。
収穫したブドウを圧搾し、果汁を静置してから樽へ移します。村や区画ごとに分けて醸造し、それぞれの土地の個性を大切にしています。 果汁やワインの移動には重力を利用します。樽の中では、発酵後に沈んだ酵母などの「澱」とともに、瓶詰めまで熟成させます。さらに瓶内二次発酵を経て、瓶の中でも澱との熟成を重ねます。この時間が、香りや味わいの奥行きを育みます。 亜硫酸の使用は必要に応じてごく少量にとどめ、現在は、仕上げに糖分を加える「ドザージュ」は行いません。ブノワはセラーでも、次に行う作業をワインに語りかけるといいます。畑でもセラーでも、ブドウとワインを生きた存在として捉えています。
THE CRUS村の名前から選ぶシャンパーニュ

- 畝が連なるブドウ畑。マルゲは村や区画ごとにブドウを分けて仕込みます。
アンボネ、ブージィ、オジェ。ボトルに記されたこれらの名前は、ブドウが育った村を表しています。 マルゲは自社畑に加え、有機栽培やビオディナミに取り組む仲間の栽培家のブドウからもワインをつくっています。村ごとにブドウを分けて仕込み、それぞれの村の特徴をワインに表しています。 「アンボネ」はふくよかな果実味となめらかな口あたり、「ブージィ」は果実味の厚みとしっかりした骨格、「オジェ」は柑橘を思わせる香りと張りのある酸が特徴です。
LE PARCひとつの畑を表すシャルドネ

- 葉の間から光を受ける、淡い黄金色のブドウ。
村の中の、さらにひとつの畑に焦点を当てるのが「リュー・ディ」のシリーズ。リュー・ディとは、固有の名前をもつ区画のことです。 「ル・パルク」は、アンボネにある1.37haの自社畑。1982年に植えられたシャルドネが育ちます。砂を含む深いシルト質土壌の下、地表から約1.8mの位置に白亜層が広がっています。 複数の畑のブドウを組み合わせる村名キュヴェ「アンボネ」に対し、「ル・パルク」はひとつの畑のシャルドネだけでつくるキュヴェ。同じ村の中でも、区画に焦点を当てたシャンパーニュです。なめらかに広がる果実味を、しっかりとした酸が支えます。
SAPIENCE長い熟成を経て仕上げる、
特別なキュヴェ

- 「SAPIENCE」の名が記された樽。
「サピエンス」は、マルゲのプレステージ・キュヴェ。栽培への考えを共有するつくり手たちとの協働から生まれ、長い熟成を経て仕上げられます。 その出発点には、ブノワより先に自然な栽培と醸造に取り組んできたつくり手たちへの敬意がありました。彼らが育てたブドウを組み合わせ、ひとつのシャンパーニュへ。その「調和」も、ブノワがサピエンスに込めた大切なテーマです。 果実味は豊かで、口あたりはなめらか。香りには柑橘やリンゴ、余韻には塩味やほろ苦さなど、収穫年ごとに異なる表情が感じられます。
SHAMAN複数の収穫年を重ねるシリーズ
「シャーマン」は、複数の収穫年のワインを組み合わせるシリーズです。アンボネとブージィの自社畑のブドウを使い、ベースとなる年のワインに、過去の年につくり、熟成・保管してきた「リザーヴワイン」を重ねます。 白のシャーマンは、熟成を感じさせる豊かな風味と、ふくよかな飲み心地が魅力です。ロゼは、きめ細かな口あたりと長く続く余韻をたのしめます。
THE CHAMPAGNESマルゲのシャンパーニュ
畑で育まれた果実の豊かさに、熟成が香りと味わいの奥行きを添えるマルゲのシャンパーニュ。土地の個性を丁寧に表現するその味わいに、ブノワ・マルゲの感性が息づいています。











