よい時間をつくるコーヒーとマグ

あなた自身の手によって、コーヒーのおいしさを突き詰めましょう。肝はコーヒーが持つ油分。ともに味わうフレンチプレスならこっくり、取り除くペーパーフィルターならすっきり。セラミックコーヒーフィルターはちょうどその間。その微妙な違いを、あなたの舌ですりあわせるのです。

水出しコーヒーなら中細挽きにした豆と水をセットし、冷蔵庫で8時間。前の晩に仕込めば、次の朝には完成します。舌触りはなめらかで、雑味もなく、奥のほうにふわり、甘みが口の中をめぐります。朝は涼しげなグラスでたっぷり飲んで、外出時にはボトルに入れて。まだまだおいしい時間は続きます。

近くの公園やお庭で、またキャンプでも。持っていきたいのは、好きな味わいのドリップバッグ、軽くて割れにくいホーローのマグカップを。爽快な気分を助長するのは「空の下でコーヒーを淹れる」という時間。味わいだって、てきめんに変わります。

昔ながらの喫茶店で見かける、コーヒーとミルクとの層がくっきりと分かれたカフェオレ。ゆっくり混ぜ合わせながら濃さを調整していただくおいしさは格別。ご自宅で作れるレシピをご紹介します。

環境への配慮でこと日常に溶け込ませやすいのは、カフェでテイクアウト用カップを使わず持参すること。バッグに忍ばせたいなら、ボトルが安心。スリムでコンパクトなものを選びましょう。オフィス近くのカフェであれば、タンブラーです。飲み口が広く、コーヒーの風味がたのしめます。保温機能付きであればなおよし。