紙の蓋のメッセージ

いま、DEAN & DELUCAでホットドリンクをご提供するテイクアウト用カップの蓋（リッド）は、プラスチック製です。持ち運ぶ際にこぼれにくく、便利。一方で、捨てる際に分別する必要があり、提供のたびにリサイクルできないごみを増やすことになる。

それらの解決の一歩として、2020年6月15日（月）から紙製のフタをテスト導入。まずは、数量限定、都内一部店舗で実施しました。

スモールステップですが、お客さまからの声を聞かせていただくきっかけにしたいと考えています。

選択したのは「スタッキングペーパーリッド」。プロダクトデザイナーの柴田文江さんの作品をもとに、製品化を進められています。カップと蓋が同素材だから、分別する必要がありません。また、蓋がぴたりと収まり、持ち運びもスマート。

飲み口がないのは、リッド（v）はあくまで封をするものだから。カップからじかに飲むことで、香りや見た目もたのしんでいただきたいと考えられています。

世界中では、プラスチック廃棄物による海洋汚染からの、生態系への影響が年々深刻化。環境先進国のフランスや北欧をはじめ、各国はプラスチックの使用制限に前向きです。

なにを選ぶか。それは必要なのか。お客さまへ「おいしい」を伝えられるのか。紙のリッド（蓋）を通して、DEAN & DELUCAはもう一度、考えたいと思います。