

ひとさじの醤に
おいしさの魔法を詰めてREI EXCLUSIVE FOR DEAN & DELUCA
DEAN & DELUCAがレストランシェフと始める、新しい味のクリエイション。
第一弾は、東京・代々木上原の『REI Chinese restaurant』オーナーシェフ高島泰弘さんとの取り組み。
中華料理の味つけに欠かせない、4つの「醤(ジャン)」をお届けします。
醤といえば、中華料理の味つけに欠かせない調味料。
醤でその店の味が決まるといっても過言ではありません。
伝統的な中華料理に新しい風を吹き込む、モダン中華の旗手、高島さん。
いったいどんな醤をつくりあげたのか、その想いをうかがいました。


日々の食卓に寄り添う、軽やかな醤

- #01 口水醬 × よだれ鶏
- 『REI Chinese restaurant』一番人気のよだれ鶏を、醤油だれの口水醬で再現。
舌でほぐれるしっとり柔らかな鶏むね肉に、中国のスナック菓子「パリパリ唐辛子」を振り、口水醬をたっぷり回しかけて。ほどよく酸味が効いた口水醬が、鶏むね肉のあっさりとしたうま味を引き立てます。

- #02 坦々芝麻醤 × 水餃子
- やさしい塩気の餃子餡を、もちもちの皮で包んだ水餃子。
香ばしいごまの風味が引き立つ、絶妙な辛さの坦々芝麻醤が好相性。硬すぎないなめらかな舌触りは、水餃子のみずみずしい食感とも相性抜群です。

- #03 海鮮XO醬 × 焼きそば
- ニラ、車海老に、カリっと焼きを入れた中華麺がからむ、食べごたえのある焼きそば。
辛さを抑えたすっきりとした後味のXO醬が食材どうしをまとめつつ、コクのある深い味わいをプラスします。

- #04 姜葱醤 × カルパッチョ
- 新鮮な手長海老(刺身用)に香味野菜を添え、姜葱醤をたっぷりかけた中華仕立てのカルパッチョ。
素材の味を生かしたシンプルな料理には、ねぎの甘みと食感を生かした姜葱醤をとにかくたっぷりかけるのがポイント。食感や味わいにリズムが生まれ、ワンランク上質で豊かな一皿に。
『REI Chinese restaurant』をはじめ、名店と呼ばれる中華料理店では、素材や風味、食感など、細部までシェフのこだわりを詰め込んだ、さまざまな醤を手づくりしています。
「日本料理は出汁を土台に引き算で味つけをしていきますが、中華料理は醤などさまざまな調味料を掛け合わせることで、味に深みやコクを出していきます。だからこそ店で使う醤は、それだけでも食べられるような、原料の風味を活かしたものを仕込んでいます」
いっぽうで、市販の醤は保存性を持たせるため、どうしても味が濃かったり、閉じこもったような重い香りになりがち。
「商品化にあたっては、ぜひ醤本来のフレッシュで後味のいい風味を味わってほしくて、とくに食感と香りにこだわりました。なかでも、醤の個性を引き出すラー油は、辛すぎず、香りと色が引き立つものを使いたくて、お店と同じレシピで配合しています」
今回ラインナップした口水醤、坦々芝麻醤、姜葱醤、XO醤の4つの醤は、さまざまな料理に使える万能調味料。
「中華料理以外にも、鍋料理や和食、パスタなどにちょっと足して、新しい味を発見するのもたのしいですよ。また、単品使いはもちろん、醤どうしを掛け合わせることで、よりいっそう奥深い味わいになるのも醍醐味。ぜひ試してみてください」
-
- 味の輪郭を決める、中国の食文化を継ぐ食材
-
料理に使用する食材は、「信玄どり」や「フジサクラポーク」など、自身の出身地である山梨県産の食材を使いつつ、「中華料理である以上、中国産の食材ははずせません」と高島さん。
「今回のシリーズにも鎮江香酢や中国たまり醤油などを使いましたが、中国という土地でつくられたものでしか出せない味や香りは、確実にあると思います。例えばXO醤に使う金華ハムやハムユイ(干し魚)は、中国の食文化で培われた保存技術だからこそ出せる香りがすばらしくて。その豊かな味の輪郭は崩さず、日本人の嗜好にあわせた穏やかな風味に仕上げました。辛みも抑えているので、このままお酒のつまみとして食べるのもおすすめです」
- 海鮮XO醬
- 厳選した干し貝柱や金華ハムやハムユイ(干し魚)の芳醇な香りとコクが秀逸。辛みを抑えたすっきりとした後味は、さまざまな料理に少量加えるだけで、料理の味が格段に豊かに。卵かけご飯にかけたり、そのままおつまみとして味わうのもおすすめです。
- 坦々芝麻醬
タンタンチーマージャン - ごま、酢、砂糖、醤油の風味をぎゅっと凝縮した、豊かな香りと深い味わい。料理にからみやすい、ほどよいとろみ加減も使いやすい。水餃子や棒棒鶏、しゃぶしゃぶや鍋物のたれにおすすめ。中華麺にあえれば、本格的な味わいの汁なし坦々麺も簡単に完成。
- 姜葱醤
ジャンツォンジャン - サクッとしたねぎの食感を生かすことで、調味料というより食材の1つといえるほど食べごたえのある仕上がりに。塩味でまとめたやさしい味わいなので、蒸した鶏肉や豚肉、刺身、サラダなど、素材を生かした料理にたっぷりかけるのがおすすめ。
- 口水醬
コウシュイジャン - 酸味、甘み、辛みがバランスよく調和した、すっきりとしたコクが特徴。茹でた鶏むね肉にかけるだけで、本格的なよだれ鶏に。香りの核となる辣油は『REI Chinese restaurant』で使用しているレシピと同じREI辣油を使用。やさしい辛みの唐辛子を使うことで、味わいを実現している。餃子や豚しゃぶ、冷やし中華や焼肉のたれとしてもおすすめ。
PAIRING
-
- よだれ鶏 × Biancoviola
-
中華料理といえばビールや紹興酒、というイメージがありますが、『REI Chinese restaurant』はワインのリストも豊富。
「中華料理とイタリア料理は、油の使い方や辛みの効かせ方、料理の構成、粉物料理が多いなど、共通点が多いんです。そのせいか、中華料理とワインはとても相性がいいと思っています。よだれ鶏には赤ワインを合わせることが多いですが、気温が高い季節ならほどよいコクと苦みのオレンジワインもよく合います」
懐かしい、でも新しい。これまでにない中華を
『REI Chinese restaurant』の店内は、モダンですっきりとしたグレートーンにインテリアでまとめられ、居心地のいい空気が流れています。まさに、高島さんが掲げる「町中華より上質で、ホテル中華よりも親しみやすい」空間そのもの。料理も、シグネチャーメニューであるよだれ鶏やエビマヨをはじめ、日本人になじみ深いものを中心に構成しています。 「小さいころに家族と通った中華料理屋さんのチャーハンやエビチリ。ラーメン屋さんで食べた餃子。街中華ならではの安心感のある味は大切にしつつ、香りや食感などでここでしか味わえない上質なエッセンスを加えることで、『これが食べたかったんだ! これこれ!』と一瞬で思ってもらえる味を目指しています」 ほぼすべてのお客様が注文するというよだれ鶏は、ほどよい繊維質を残ししつつ舌でほどけるような食感になるまで、鶏肉への水分の含ませ方を何度も試行錯誤したもの。味の追求はストイックに。でも、肩に力を入れず、楽しんで。そんな高島さんの温かな人柄と味に惹かれ、地元・代々木上原はもちろん、遠方からも連日たくさんのお客さまが食べに足を運んでいます。 「カウンター越しに、自分がつくった料理をお客さまが楽しそうに食べている姿を見るのが、やはり料理人として一番うれしいですね。いっしょに働いてくれているスタッフにとっても、こうした風景を日々間近で見ることで、飲食店で働く楽しさや充実感を味わってもらえたらいいなと思っています」
- REI Chinese Restaurant
- 住所:東京都渋谷区元代々木町10-8 関ビル1F TEL:03-6416-8803
営業時間:11時30分〜14時LO。17時〜21時LO 定休日:日曜休、祝日不定休

- 高島 泰弘|YASUHIRO TAKASHIMA
- 山梨県出身。料理専門学校を卒業後、京王プラザホテル『南園』、六本木『SILIN火龍園』、グランドハイアット東京『チャイナルーム』などを経て、2020年8月『REI Chinese Restaurant』をオープン。店名の「REI」には、新しい中華を創造する「黎明」の意味が込められている。2024年7月には豚まん専門店「REI STEAMED BUN」もオープン。
-
ひとさじの醤においしさの魔法を詰めて | REI EXCLUSIVE FOR DEAN & DELUCA
- 発売日
- 2025年8月8日(金)
- 取扱店舗
-
- マーケット店舗/オンラインストア
店舗により取扱商品が異なります。詳細は店舗へお問い合わせください。