レシピは “畑まかせ、旬まかせ”。
「青果ミコト屋」とつくる、一期一会のジャムMICOTOYA EXCLUSIVE FOR DEAN & DELUCA
枝に触れて小さな傷がついたり、大きく育ちすぎたり、想定よりも早く熟してしまったり。
味はおいしくても、流通の規格から外れ、行き場を失ってしまう野菜や果物があります。
全国の畑を訪ね、生産者と向き合いながら“畑と食卓をつなぐ”「青果ミコト屋」とDEAN & DELUCAが始めるのは、
そんな規格外の青果を新たなおいしさへとつなぐ取り組み。
なにが、いつ、どれだけ採れるかは、畑まかせの旬まかせ。そのとき届いた素材を主役に、3つのジャムに仕立てました。
「青果ミコト屋」代表の鈴木鉄平さんが伝え続ける想いとともに、“畑のいまのおいしさ”をお届けします。
青果ミコト屋とつくった3つのジャム
“おいしいのに”、不揃いだったり、早熟や小傷という理由で規格外となってしまった果物を中心につくった3つのジャム。「こんな味にしたい」というゴールを目指してつくるのではなく、畑から届いた規格外の果物を主役に、その個性を引き立てる素材を掛け合わせました。果実感をたっぷりと残し、甘さだけに頼らず、酸味や苦味、香りを重ねることで、そのままひと匙食べたくなるような味わいは、パンやヨーグルトにはもちろん、料理に添えたり、ドレッシングに仕立てたりと万能。ジャムの枠を越えて、自由にたのしめる3つのおいしさです。
- NEW グレープフルーツ/レモン/ルバーブ
マーマレード¥1,620税込 - 国産グレープフルーツは、熊本県「井上農園」が天草の温暖な気候を生かして栽培。若いうちについた傷や小さな黒斑点によって規格外となったグレープフルーツには、広島県三原市「国広自然栽培農園」で栽培された規格外レモンと、青果ミコト屋が地元で親交を深める「はやし農園」の青ルバーブを合わせました。「希少な“国産”グレープフルーツなので皮もしっかり使用し、酸味とほろ苦さ、ほのかな甘みが後を引く味わい」と、鈴木さん。
- おすすめの使い方
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- ほんのりトーストしたスコーンにクロテッドクリームと一緒にはさんで。
- NEW すもも/桃/レモンバーベナ
ジャム¥1,620税込 - 完熟するまで木で育てる、山梨県笛吹市「あちこちふぁーむ」のすもも。今夏、雨のあとに晴天が長く続き、想像以上の早さで熟したため、ミコト屋とDEAN & DELUCAのメンバーも畑へ赴き、一斉に収穫しました。ジャムの半量以上はすももを使用し、果肉感たっぷりながら甘さは軽やか。ジューシーな桃と、爽やかな石川県中能登「あんがとう農園」のレモンバーベナをプラスし、そのまま食べたくなるほどさっぱりとした味わいです。
- おすすめの使い方
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- ヨーグルトにフルーツソースのようにかけるだけ。
- NEW 人参/パッションフルーツ
ジャム¥1,620税込 - 鈴木さんが農業研修時代にお世話になったという、千葉県・銚子の自然栽培農家「サンズファーム」の人参が主役。同じく色むらや小傷によって流通に乗らなかった、静岡県・牧之原「hello!veggies」のパッションフルーツを合わせました。トロピカルで芳醇な香りが人参特有の青っぽさをマスキングし、フレッシュジュースのような味わいに。サラダや魚料理のドレッシングにもぴったりです。
- おすすめの使い方
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- 葉物とグリルしたきのこやベーコン、ナッツとカッテージチーズをトッピングしたグリーンサラダに ドレッシングとして。ジャムにオリーブオイルと塩、胡蝶を混ぜればドレッシングのできあがり。
“どんな人によって、どうつくられているか”
横浜市青葉区の住宅街に構えた、レンガ造りの実店舗「micotoya house」。店頭に並ぶナスを見れば、淡い紫や、グリーンがかったもの、艶っぽい濃紺もあり、形も一つとして同じものはありません。 「全部が同じ色、同じ形に揃っているほうが、僕にはむしろ不自然に見えるんです」 そう話すのは、「青果ミコト屋」代表の鈴木鉄平さん。 「色もさまざまだし、風に吹かれて枝に擦れ、小さな傷がついた実もあります。どうしてこの色に? なぜここに傷がついたんだろう?って想像できるじゃないですか。青果店として、通常の規格に沿った青果はもちろん扱っていますが、そういう無作為な美しさも、一つの個性だと思うんです」 そんな価値観の原点は、鈴木さんが青果ミコト屋を始める以前、農家を志し、住み込みで農業研修をしていた頃に遡ります。 「弟子入りした農園は、農薬や肥料も使わない自然栽培にこだわった農園だったので、どうしても色や形が不揃いなものなど規格外の作物も出てくるんですよね。個人の卸先が多かったけど、市場にも出荷していたので、早朝に収穫したとうもろこしを出荷場に運ぶと、箱の上の数本を見ただけで、小さな虫食いや不揃いを理由に価格が大きく下がってしまう。味を確かめることもなく、外見だけで価値が決まっていく光景を目の当たりにしました」 種をまき、育て、収穫するまでに費やした時間も手間も変わらない。それなのに、色や形が少し違うだけでその仕事が報われなくなることに、大きな疑問を感じたといいます。 「見た目が少し劣っていても、野菜の命として劣っているわけじゃない。食べればもちろんおいしいんです。それでも、選ぶ側の消費者は無意識に“綺麗な野菜”を求めてしまうものなので、不揃いな野菜は価値が落ちてしまう。だから僕たちは、“どんな人によって、どうつくられているか”まで含めて伝えていきたい」 それを一つの個性として伝えていくため、2010年、「畑と食卓をつなぐ八百屋」として「青果ミコト屋」は始動しました。
レシピは、“畑まかせ、旬まかせ”
畑と食卓をつなぐために、青果ミコト屋が大切にしてきたのは、産地へ足を運び、生産者と直接コミュニケーションを取ること。 「畑に行っても、仕事の話はほとんどしません。これはどんな野菜ですか、とかより、なんでこの土地に住んでるのか、代々農家なのか、夫婦の馴れ初めとか(笑)、単純にその農家さんのことをもっと知りたいじゃないですか。結局は、どんな人がどういう想いでつくっているかが、農家さんを選ぶ基準になる。さらに、畑に足繁く通っていると、小傷や色ムラがある野菜や、熟れすぎた果物が畑の隅に置かれているのをよく目にします。農家さんによっては、それらを選別し、説明を加えて出荷して…と手間をかけるほうが赤字になると考える方もいますが、信頼関係が築けていれば、『青果ミコト屋さんがそういうなら一肌脱ごうかな』、『これに新しい価値をつけてもらおう』と思ってもらえるんですよね」 そうしてつないだ青果は、規格外の人参とレモンでジュースに、雨続きで割れたトマトならケチャップにと、さまざまな加工品へと姿を変えてきました。使う人参もトマトも、産地や品種、生産者はそのときどき。味の変化も含めて、“いまのおいしさ”を届ける商品つくりです。 micotoya houseで人気のクラフトアイスクリームも、その一つ。 「例えばメロンなら、届いた日に青果ミコト屋の畑で旺盛に育っているミントを合わせてみる。ピーマンなら、その畑の脇に育つハーブは、同じ空気を吸って同じ景色を見て育ってるから相性がいいかもしれないなとか。『こういう味にしたいから』で材料を仕入れるのではなく、出来るだけそのとき、そこにあるもので最大限おいしいものをつくるんです」 素材に合わせていく青果ミコト屋のレシピは、まさに“畑まかせ、旬まかせ”。今回のジャムにも、その姿勢は貫かれています。
農園とのつながり
「ポジティブなおいしさへ反転」
ジャムを作るうえで、主導権を握るのはあくまで畑。 商品やスケジュールを先に決めてしまうと、そのための素材探しが必要となり、本来はロスになる青果を生かすための商品なのに、商品をつくるために“青果を用意する”という矛盾が生まれてしまいます。 「何を優先するかといったら、一番は野菜や果物、農家さんの都合。出てきたものを、適切なタイミングで受け取ることを大事にしたかったんです。店舗数も多いDEAN & DELUCAさんにとっては、生産・販売計画とかもあるだろうし、決して簡単な商品づくりではなかったと思うのですが、そこのタイミングを丁寧に調整してくれた。僕らにも、DEAN & DELUCAさんにも、生産者にも、お客さまにも、みんなにとって『よかった』と思えるプロダクトを創り出せると感じました。さらに、普段から僕らが農家さんと取り組んでいる課題解決などを、DEAN & DELUCAさんの発信力・消費力によって広い層に知ってもらえるのは、社会的にもポジティブな取り組みだと思います」 小さな傷も、揃わない形も、予想外の実りも。畑ではネガティブに捉えられてきたものを、ポジティブなおいしさへと反転させるジャム。 畑まかせ、旬まかせだからこそ、“いまのおいしさ”に出合える、一期一会のジャムをおたのしみください。

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- 「あちこちふぁーむ」を訪ねて
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今回、ジャムをつくるため山梨県笛吹市にある、すもも農園「あちこちふぁーむ」を訪ねました。そして青果ミコト屋とDEAN & DELUCAの7名ですももの収穫を微力ながら、お手伝いを。農園での、青果ミコト屋鈴木さんとあちこちふぁーむ中村竜輔さんとの会話の中から、強い絆と育てた果実への熱い想いが感じられるワンシーンがありました。
鈴木さん: 中村くんの畑には、毎年夏になると収穫を手伝いに来ています。最初は、山梨県オリジナルの大玉すもも「サマーエンジェル」という品種に核割れがたくさん出て、アイスにできないかと相談されたのがきっかけ。「だったら収穫から行くよ」って、加工スタッフも一緒に畑へ来るようになりました。
中村さん: 今年は暑くなるのが早くて、最初の品種の収穫を少し遅らせたら、作業が追いつかなくなってしまって。このままだと実が落ちてしまうというときに、出荷できないものも引き取ってもらいました。昨年もアイスにして送ってくれて、子どもたちも喜んで食べていましたね。
鈴木さん: 去年の暑さは僕も忘れられないです。収穫しながら「このプラム、沸騰してない?」って思うくらい(笑)。すももは日焼けしてしまうと輸送に耐えられず、届く頃には傷んでしまう。でも僕たちが収穫して持ち帰り、すぐアイスにするなら、おいしく食べることができる。
中村さん: 農家って、工場みたいに各セクションに人がいるわけではなくて、育てるところから収穫、売るところまで、全部一人でやらなきゃいけない大変さがあるんです。もちろん、一人でできることが農業のよさでもあるんですけどね。
鈴木さん: 僕たち八百屋はいざとなれば仕入れ先を変えられるけれど、生産者はそうはいかない。収穫できたときだけ恵みをシェアしてもらうのは、不公平だと思うんです。だから、うまくいかないときのリスクも、そこで起きていることもみんなでシェアしていく。そのために八百屋がいるし、それが「畑と食卓をつなぐ」ということだと思っています。
中村さん: 今日はおかげさまで80kg収穫しました!
鈴木さん: やっぱり現場に来て、収穫するから感じられることがあるんですよね。この景色から生まれる味は、ここに来なければわからない。素材だけが届くのではなく、中村くんの人柄や畑のことを知る積み重ねが、「最後までおいしく使いたい」「おいしく仕あげたい」という気持ちにつながる。それが最後は、最高の調味料になるんじゃないかなと思っています。
- 青果ミコト屋/Micotoya House
- 住所:神奈川県横浜市青葉区梅ヶ丘7-8
TEL:045-507-3504
営業:11:00~18:00 土・日・祝10:00~18:00
休み:木曜日

- 鈴木 鉄平|TEPPEI SUZUKI
- 旅する八百屋「青果ミコト屋」・クラフトアイスクリームブランド「KIKI NATURALICECREAM」 代表。3歳までをモスクワで過ごし、横浜市青葉区で育つ。20歳の時にネイティブアメリカンに惹かれてアメリカ西南部を放浪。ヒマラヤで触れたグルン族のプリミティブな暮らしに魅せられ農の世界へ。2010年に高校の同級生・山代徹と共に、店舗を持たずに全国の産地を巡る「青果ミコト屋」を始動。2021年に実店舗「micotoya house」をオープン。著書「旅する八百屋」(アノニマ・スタジオ)。

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- 畑の風景を切り取った、6つのパッケージ
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パッケージは、イラストレーター・小玉良行さんが実際に「あちこちふぁーむ」を訪れ、収穫風景をスケッチした一枚の絵。描かれたのは、先代の農家のおばあちゃんの背丈に合わせて低く仕立てられた、すももの木々です。すもも畑全体を描いた一枚を6つの視点で切り取り、それぞれ異なるパッケージに。一瓶では畑の中にいるような景色を、6種類をつなげれば果樹園全体の風景を楽しめる仕掛けです。さらに、不揃いなすももの個性になぞらえ、「JAM」の文字にも3種類の書体を採用。瓶の裏側には、青果ミコト屋とDEAN & DELUCAからのメッセージも添えられているので、お見逃しなく。
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店舗により取扱商品が異なります。詳細は店舗へお問い合わせください。



































