特別なチーズで「もう一品」
2023.09.02
スライスして並べるだけでごちそう。ほんのひと手間の調理で、組み合わせた食材もチーズも滋味深く光る。
クリスマスの「もう一品」に、チーズ料理を加えてみませんか。
ブルーチーズ独特の風味と塩味は、ドライフィグの濃縮された甘みと相性抜群。アクセントに蜂蜜とフレッシュタイムを散らしました。ひと口かじるとチーズとドライフィグの濃厚な旨み、蜂蜜の華やかな甘さ、そしてタイムの爽やかな香りが鼻口をかけ抜ける、一粒でお酒がすすむおつまみです。
風味の強いウォッシュチーズを「スパイスのパン」という意味をもつ、ホリデーの伝統菓子「パンデピス」と組み合わせました。軽く焼くことで、チーズのコクやパンデピスのスパイスがより際立ちます。頬張ると、パンに染み込んだオリーブオイルがジュワリ・・・・・・仕上げに振った中東のミックススパイス「デュカ」の、ザクザクとした食感、香り、塩味も、よいアクセント。
おいしいハードチーズと新鮮なほうれん草でつくる、シンプルながら満足感の高い一品。調理のコツは、チーズを惜しみなくかけること。降り積もった雪のようなチーズが余熱で溶け、ミルク煮のように。ワイルドペッパーの山椒を思わせる風味が、優しい味わいを引き締めます。
酸凝固タイプのほどよい酸味が立ったフレッシュチーズは、フルーツとの組み合わせも抜群です。今回は、フレッシュベリーに加え、冷凍のミックスベリーを使うことで、溶け出したジュースもおいしいデザートに。仕上げに回しかけたオレンジオイルが、華やかさとコクを加えます。