青森県『御所川原農園』
御所川原りんごジャム

旬をむかえ、完熟した一番食べごろのフルーツのおいしさ、みずみずしさ、香りは、その時期だけ味わえる格別のもの。そのおいしさをそのままに食卓にお届けします。
人気のオーチャードジャムシリーズに新作が登場です。今回は、9月下旬に最盛期をむかえた青森県・御所川原農園の「御所川原りんご」。旬のりんごのおいしさを存分に味わっていただける、特別なジャムができました。

青森県・御所川原農園の
「御所川原りんご」をおいかけて

勇壮で優美な立佞武多（たちねぷた）が熱く彩る夏。そして、凛とした空気と一面の銀世界が街を包む幻想的な冬。伝統文化が息づき、四季ごとにはっきりと変化した表情を見せる、青森県五所川原（ごしょがわら）市。この地に、御所川原りんごの栽培を行う『御所川原農園』はあります。りんごの旬をむかえた頃、バイヤーが農園を訪ね、収穫の様子を見学させていただきました。

うつくしく、時に厳しい
自然と風土に育まれて

青森県の西北、津軽半島のほぼ中央に位置する五所川原市。その端正な山容から「津軽富士」とも呼ばれ、地元の人びとから親しまれている名峰・岩木山を背景に、りんご畑と田園風景はどこまでもつづきます。一年を通して風の強い津軽半島は、りんご栽培北限の地。「御所川原りんご」は、うつくしさの中で時に厳しさを見せる、五所川原ならではの自然と風土の中でうまれました。

五所川原でしか出会えない
希少な「御所川原りんご」

御所川原りんご。その名前は、地名の「五所川原」を捩（もじ）ったもの。地元でしか育成・消費されていないとても希少な品種です。手のひらにすっぽりおさまる、ころんと小さく愛らしいサイズ感。りんごの中では早生品種で、一般的なりんご品種に比べてポリフェノールや食物繊維が豊富。独特の酸味があって加工用としても重宝されています。

赤く鮮やかに色づく果肉

御所川原りんごは、果皮だけでなく、果肉まで赤くうつくしく色づきます。葉も赤みがかっていて、枝の内部までも赤い部分が見られるのが特徴です。御所川原農園では、中まできれいな赤い実に育つように、果実の陽当たりに一番気を使います。日差しがよく行き渡るように、愛情を込め、ひとつずつ丁寧に実をまわして。そうして真っ赤に熟したりんごを、おいしいジャムに仕あげます。

産地でしか味わえないりんごを
ジャムに封じ込めて

ジャムづくりでめざしたのは、農園で採れたばかりの「旬のりんご」のおいしさ、みずみずしさをそのままたのしめるりんごジャム。新鮮なりんごのシャキッとした食感を感じられるように果肉は大きくスライスしました。りんごの風味と果肉感を最大限に残し、そして御所川原りんごのきれいな赤い色を生かすように、中火で短時間にかつ丁寧に炊きあげました。

果肉の食感、酸味と甘みの爽やかさ。
きらめくルビー色のジャムができました

無添加・無着色。果肉まで赤い「御所川原りんご」を使った特別なジャムができました。そのままはもちろん、焼き菓子とアイスクリームにのせて、アシェット・デセール（皿盛りデザート）としてたのしむのもおすすめの召しあがり方です。日々丹精をこめてりんごづくりを行う農園と、理想の味を追求したバイヤーがこだわってつくりあげた今だけのりんごジャムを、ぜひおたのしみください。