鹿児島県鹿屋市で、家族で営む『ふくどめ小牧場』。

オランダで養豚を学んだ長男 俊明さんが、日本唯一の希少な豚種「サドルバック」と「幸福豚」を自社農場で育て、ドイツのビオ食肉業界を牽引する牧場『Herrmannsdorfer』でハム・ソーセージ加工の修業をし、国家資格であるマイスターを取得した次男 洋一さんがシャクータリーに仕上げています。

ドイツの伝統技術のみならず「命を預かる責任を持ち、脂も皮も骨も捨てることなく１頭まるごと使い切る」という姿勢も受け継ぎ、素材を100％活かすことを優先した加工・製造を行っています。

日本唯一の豚種 「サドルバック」と「幸福豚」

ふくどめ小牧場で育てているのは、日本唯一の品種である「サドルバック」と「幸福豚」です。

「サドルバック」はジューシーな肉質で、特に脂身が良質な豚種です。ヨーロッパ原産のサドルバックは現地のお肉屋さんの間で人気がありましたが、生産者の減少により幻の豚ともいわれる希少品種になっています。その肉質に惚れ込み、ふくどめ小牧場では平成18年から導入をはじめ、餌や環境にもこだわり育ててきました。日本ではここでしか味わうことができない希少な味わいとなっています。「幸福豚」は「サドルバック」をかけ合わせたオリジナルの品種で、脂の旨味を受け継ぎながらも、赤身の多さと柔らかさをあわせ持っています。

ともに「量ではなく、質を上げていくこと」を大切にしながら、自分たちの目が届く頭数だけを、清潔な環境でのびのびと育てています。

豚本来の旨味を引き出す

ふくどめ小牧場がつくるシャクータリーは、豚本来の旨味を引き出すため、スパイスをすべて独自の配合で行い、添加物をなるべく使わない製法で作られています。そのため、肉質はやわらかく、なめらかに溶けていく脂の旨味を存分に味わうことができます。

日本のハムやソーセージに既存のミックス香辛料が使われることがほとんどの中、「ふくどめ小牧場」では香辛料ひとつひとつをミルで潰して混ぜていきます。とても手間がかかる手法ですが、何が入っているかを自分たちで把握しながら作ることは大切なことであり、素材のおいしさを最大限に引き出すために欠かせない製法であると考えています。

あけてそのまま盛りつければ、
ボリューミーなシャクータリーボードに

今回お届けするのは生ハム、加熱ハム、サラミ、リエットまでバリエーション豊かな6種類。

ハムやサラミはすべて出荷直前にスライスしてパックしているので、あけてそのまま盛り付ければ手軽に風味豊かなシャクータリーボードが出来上がります。季節の野菜を添えてお楽しみください。

チロールシンケン：南チロル地方に伝わる伝統的製法で作られた生ハム。熟成の香りが引き立ちます。

コッホシンケン：ドイツではロースハムより好まれるコッホシンケン。厳選した上質の幸福豚のモモを塩潰けし、スモークした最高級のモモハムです。

ビアシンケン：ピスタチオを練りこんだソーセージ。柔らかく歯切れの良い食感と旨味を感じる優しい味わい。

香草ベーコン：豚バラ肉をじっくりと塩潰けし数種類の香草をまぶしスモークが香る逸品。

サラミフェンネル：豚肉と脂の旨味にフェンネルの爽やかな香りが豊かに香る芳醇な味わい。

ポークリエット：幸福豚と野菜をホロホロになるまで弱火で煮込み、素材の旨味の詰まったリエット。パンに塗ってお召し上がりください。

お届けについて

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