地産地消が教えてくれること 後編

DEAN & DELUCA 2020.05.12

VOICE 想いをつなげる

地産地消が教えてくれること

後編

地域のおいしいものを、地元の人たちと分かち合いたい。旬の恵みを、より多くの人たちと喜びたい。これは、DEAN & DELUCAが創業以来、変わらず持ち続けている想いです。そこから生まれるのが、店舗限定メニューやシーズナル商品。

5月20日から、オンラインストアと限定1店舗でお届けする「DEAN & DELUCA 中目黒さくら蜂蜜」は、東京・目黒にある東京音楽大学代官山キャンパスで、都市養蜂によりつくられた、非加熱のはちみつです。採取するのは、東京生まれの食を提供するファーマー「Ome Farm(オウメファーム)」。

インタビューの前半では、Ome FarmとDEAN & DELUCAが共鳴し、取り組みを共にすることになったストーリーをご紹介しました。後編では、おいしさの本質について、Ome Farm代表・太田 太さんの考えを聞きます。

INTERVIEW


本物のおいしさは、未来への一歩。

わたしたちが目にするはちみつの多くは、蜜こし器を通してミツロウなど取り除き、さらに細かい目のステンレスアミで漉すなどの過程を経て、届きます。この際、加工のしやすさなどの面から、加熱する場合があります。しかし今回、DEAN & DELUCAがご紹介するのは、非加熱のはちみつ。これには、どんな特徴やおいしさがあるのでしょうか。

「加熱されたはちみつに比べ、非加熱のものは、風味や花の香り、酵素などの栄養素も壊れていないところがポイントです。

とくに、僕らが採取した「DEAN & DELUCA 中目黒さくら蜂蜜」は、圧倒的な香りが特徴。桜の花を中心に、開花に合わせてツツジ、トチ、ユリノキとつないでいくのですが、まさに桜餅のような贅沢な香り。香水のように鼻から香りが抜けていき、舌触りはスムースで、なんともいえない幸福感をもたらしてくれます。

まずはそのまま、口に含んでいただきたいですね。何かと合わせるなら、ヨーグルトが一番。それも、可能であれば、自分で菌を植え継いでつくる自家製ヨーグルト。これに、お好きなフルーツやナッツの組み合わせがおすすめです。(Ome Farm・太田さん)」

太田さんの言葉にあるように、芳醇な香りが特徴の「DEAN & DELUCA 中目黒さくら蜂蜜」。のどを刺激するような強さがないため、そのままではもちろん、温かいものの仕上げに使うと、よりおいしく食べていただけます。ちなみに、非加熱のはちみつは結晶化しやすいという特徴もありますが、レモンと合わせておくと結晶化しづらく、使いやすくなります。

また、太田さん曰く、都市養蜂で採れるはちみつ本来の魅力は、地元のものを地元の人が食べることにあるそうです。

「やはりローカルが大切。世界にある食の先進都市では、すでにこの考え方が広まっています。味であれば、遠く離れた場所のはちみつを食べるのも楽しいけれど、いま住んでいる地域のはちみつを食べることが、健やかな体づくりに役立つそうです。これを、日本の人、東京の人にも、もっと知っていただきたいですね。(Ome Farm・太田さん)」

そんな都市養蜂を通して、Ome Farmとして実現したいことも伺いました。

「僕たちがふだんから実践している、農薬を用いない、改良品種の種を使わない、という古来のやり方。そこに、養蜂が組み合わさることによって、僕たちの農作物はさらに健康に育つと考えています。

そもそも、野菜や果樹が健やかに育つには、スムーズな受粉が欠かせません。ミツバチがいると、その受粉が自然に行われるんです。まさに不作知らず。

こんなやり方が、日本のあちこちにもっと増えるといいなと願いながら、まずは僕たちも試行錯誤を繰り返して、よりよい生産を心がけたいと思っています。(Ome Farm・太田さん)」

ミツバチとOme Farmが力を合わせたはちみつ。おいしいだけでなく、わたしたちに、身近な自然のありがたみと、その大切さを教えてくれます。

今回の取り組みが、DEAN & DELUCAにとっても大切にしたい物事を再認識させてくれました。都心にもある、地産地消の可能性。つくるうえで透明性を大切にすること。環境保護に加え、その循環を探ること。農業としての収益性はもちろん、健康と環境を守ることも、おいしい恵みを喜び続けることにつながるーー。

本物のおいしさは、未来への一歩だと、DEAN & DELUCAは信じています。だからこそ、正直に仕事と向き合うOme Farmのようなつくり手を応援し、共に取り組んでいきたい。大げさなようですが、「DEAN & DELUCA 中目黒さくら蜂蜜」は、そんなわたしたちの想いの結晶です。この機会にどうぞ、おたのしみください。

太田 太
FUTOSHI OTA

「Ome Farm」代表。 1982年、東京都出身。 3才まで NYで暮らし、 21才で再渡米。現地で食の楽しさ、大切さを実感。その後世界各地を放浪、帰国後はファッション業界へ。 2014年から農業に転身し2015年に東京・青梅で「T.Y.FARM」をスタート。 2017年、 “東京生まれ、無農薬育ちの野菜”を手がける 「Ome Farm」として独立する。 http://www.omefarm.jp/

LIMITED ITEM & MENU

都市養蜂のはちみつ「DEAN & DELUCA 中目黒さくら蜂蜜」(170g)

販売期間
5月20日(水)〜(なくなり次第終了)
取扱店舗
オンラインストア
マーケット店舗 広尾 / 恵比寿
価格
2,000円(税別)

"店舗限定"オリジナルメニュー「クアトロフロマッジョと中目黒のはちみつのフラットブレッド」

販売期間
営業再開後〜 定番メニュー
取扱店舗
カフェ 東京音楽大学
価格
300円(税別)

OUR RECOMMEND RECIPE

日ごろ、国内外からさまざまな「おいしい」を探し、ご紹介しているメンバーに、おすすめの楽しみ方を聞きました。

「瓶の蓋を開けた瞬間から、お花の香りがやさしく広がる、このはちみつ。食べるとさらに香りを満喫していただけるでしょう。

また、なんとも言えないテクスチャーも魅力です。滑らかですが、さらっとしているわけではない。非加熱のはちみつならではの、まろやかな口当たりです」

「香りがよく、ほどよい甘さなので、どうぞシンプルにシェーブルタイプのチーズに合わせてみてください。春のミツなので、たとえば、ロワールのサント・モール・ド・トゥレーヌあたりがおすすめ。山羊のチーズならではの、個性的な風味や酸味、苦味を中和してくれて、とても相性がいいと思います」